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竜馬がゆく(2)

江戸での剣術修行を終えた坂本竜馬は、故郷の土佐に戻ります。寝待ノ藤兵衛との旅の途中で出会った水原播磨介が、竜馬を風雲の中へと引き入れます。土佐に戻った竜馬は、学問、志士との交流、長州への旅を経て成長し、やがて土佐から世界へ羽ばたくのでした。
 
 

主な登場人物

あらすじ

安政5年(1858年)。正月を江戸で迎えた竜馬は、その年の秋に故郷の土佐へ帰ることになります。そして、その頃、井伊直弼が大老となり、幕府の方針に刃向う者たちを次々に捕え始めました。世にいう安政の大獄です。

寝待ノ藤兵衛との旅の途中、竜馬は水原播磨介という公卿侍と出会います。この水原との出会いが、竜馬を時代の風雲に誘うことになります。

途中、京都に立ち寄った竜馬は福岡家のお田鶴さまと再会した後、土佐に戻りました。

土佐に戻った竜馬は、河田小龍のもとで学問を学び、水戸藩士との交流、長州への旅で、これから自分が進むべき道を見つけていきます。

そして、文久2年(1862年)3月24日に名刀陸奥守吉行を手に入れた竜馬は脱藩。親友の武市半平太は土佐勤王党を従え、藩政の中枢へと進み始めるのでした。

読後の感想

剣術修行に明け暮れていた坂本竜馬が、少しずつ時勢を理解し始め、自分が進むべき道を悟ります。

土佐一国では収まりきれなくなった竜馬は、やがて脱藩を決意します。しかし、竜馬の脱藩は彼一人だけの問題ではなく、坂本家やその親類にも多大な迷惑をかけるものでした。それでも竜馬が脱藩できたのは、お栄と乙女という2人の姉がいたおかげです。

「竜馬がゆく」では、竜馬の人生の節目に必ず女性が登場します。彼女たちに助けられるたびに成長していく竜馬の姿が、この作品の見どころのひとつと言えるでしょう。

また、2巻の後半では同郷の武市半平太も少しずつ頭角を現していき、土佐勤王党の首領となります。武市半平太が思い描く尊王と竜馬が思い描く尊王。両者の考え方の違いが、藩に残ることと脱藩することという大きな違いになるのでした。

 
 
竜馬がゆく(2)-司馬遼太郎
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