時代小説を読む|歴史小説・時代小説のあらすじ・書評・レビュー

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時代小説の魅力

時代小説の魅力。それは、その時の流行り廃りとは関係なく作品を楽しめること。どんなに古い作品でも、色褪せることがないのは、歴史の世界を再現しようとする書き手の創作意欲が伝わってくるから。史実に忠実であろうとする歴史小説、フィクションを織り込んだ作品、どれも作家の特徴が出て味わい深いのが時代小説の魅力です。

最近読んだ時代小説

徳川慶喜(4)-山岡荘八
薩摩の島津久光の働きにより将軍後見職に就任した一橋慶喜は、将軍徳川家茂とともに上洛します。攘夷祈願の賀茂行幸、幕府に攘夷実行を迫る石清水行幸と、尊王攘夷派の度重なる謀略から国を守るため、慶喜は様々な策を講じます。
徳川慶喜(3)-山岡荘八
大老井伊直弼の安政の大獄で謹慎処分となった一橋慶喜でしたが、桜田門外の変によりその処分が解かれます。皇女和宮の降嫁で権威の回復を画策する幕府。幕政改革を要求し、政治の中枢に入り込もうとする薩摩藩。将軍後見職に推された慶喜は、これを辞退するのでした。
徳川慶喜(2)-山岡荘八
日米修好通商条約の調印を幕府に迫るハリス。国内では、開国もやむを得ないと考える一派とアメリカの一方的な要求を飲むべきではないと考える一派が激突します。開国か攘夷か。国内の議論がまとめらないうちに井伊直弼は勅許を得ず、日米修好通商条約に調印するのでした。
徳川慶喜(1)-山岡荘八
黒船来航以来、騒然とする国内。病弱な13代将軍家定の後を継ぐのは英明な人物でなければならないとする世論に押されるように一橋慶喜が次期将軍の候補に挙がります。幕府、水戸藩、薩摩藩。それぞれの思惑が入り乱れる中、慶喜の意思とは関係なく時代は動いていくのでした。
椿と花水木(下)-津本陽
最愛の妻を失った万次郎は、日本への帰国を決意します。金採掘で稼いだ資金を手にオアホに住む伝蔵らを誘い帰国の途につく万次郎。やがて琉球に上陸した万次郎は、島津斉彬に召し出されます。これを機に万次郎は、日本の近代化のために持てる力を発揮し始めるのでした。
椿と花水木(上)-津本陽
少年万次郎は、筆之丞たちとともに漁に出ましたが、嵐に遭いました。かろうじて無人島に流れ着いた万次郎たち。食料も飲み水も底をつき、死を覚悟した時、海の向こうに船影を発見しました。アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号に救助された万次郎たちは、海の旅を続け、ハナロロにやって来たのでした。
燃えよ剣(下)-司馬遼太郎
大政奉還で騒然とする中、土方歳三は、新選組を脱退した伊東甲子太郎を暗殺します。しかし、伊東一派の残党が近藤勇を狙撃し、新選組は局長を欠く状態で鳥羽伏見で官軍と戦うことになりました。武器の差により惨敗した新選組は大坂城へと退却、そして、江戸に戻り甲陽鎮撫隊を結成して甲府城へ出陣するのでした。
燃えよ剣(上)-司馬遼太郎
武州で七里研之助と喧嘩をしていた土方歳三は、幕府の浪士募集の報せを受け、近藤勇たちと上洛します。歳三は、近藤を中心に結成された新選組を厳しい規律で支配し、鬼の副長と恐れられる存在になっていきます。池田屋事件や蛤御門の変。新選組は、洛中で武名を轟かせるのでした。
天璋院篤姫(下)-宮尾登美子
夫と養父を立て続けに亡くした篤姫。14代将軍家茂に嫁いだ皇妹和宮との仲はうまくいかず、事あるごとにいがみ合います。徳川宗家を思う篤姫と天皇の攘夷の意思を実現すべく降嫁した和宮。二人の気持ちがすれ違いながら、幕府は瓦解へと向かうのでした。
天璋院篤姫(上)-宮尾登美子
薩摩藩の島津忠剛の娘として生まれた於一は、藩主島津斉彬に見込まれ養女となります。黒船来航で騒然とする国内。この難局を乗り越えるためには、一橋慶喜を次期将軍に据えるべきだと考える斉彬は、於一を13代将軍の御台所にし、我が意を伝えようと計画します。