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時代小説の魅力

時代小説の魅力。それは、その時の流行り廃りとは関係なく作品を楽しめること。どんなに古い作品でも、色褪せることがないのは、歴史の世界を再現しようとする書き手の創作意欲が伝わってくるから。史実に忠実であろうとする歴史小説、フィクションを織り込んだ作品、どれも作家の特徴が出て味わい深いのが時代小説の魅力です。

最近読んだ時代小説

龍馬(4)-津本陽
蛤御門の変で長州藩が敗れると、長州藩士も在籍していた神戸海軍塾は解散となりました。勝麟太郎は薩摩の西郷吉之助と会談し、長州藩の処分を寛大にすること、海軍塾の塾生たちを薩摩藩で面倒をみてもらいたいことを頼みます。勝と龍馬に出会った西郷は、長州藩と手を組むことを考え始め、龍馬に薩長連合の仲介を依頼するのでした。
龍馬(3)-津本陽
勝麟太郎のもとで航海術を学ぶ龍馬は、その合間に京や大坂を行き来します。土佐では、山内容堂が土佐勤王党の弾圧に動きだし、武市半平太らの活動は次第に縮小し始めました。そのような激動の中で、龍馬はおりょうと出会うのでした。
龍馬(2)-津本陽
江戸での剣術修行を終えた龍馬は、故郷の土佐に戻り、武市半平太を首領とする土佐勤王党に加盟しました。しかし、土佐にいては何も得られないと感じた龍馬は脱藩し、江戸で航海術を学ぶために勝海舟の弟子となるのでした。
龍馬(1)-津本陽
土佐の日根野道場で剣術に励んでいた坂本龍馬は、中浜万次郎からアメリカの事情を聞かされます。日本とアメリカの文明の差を知った龍馬は、やがて剣術修行のために江戸の千葉定吉道場に入門し、浦賀に来航した黒船を見ることになるのでした。
新選組血風録-司馬遼太郎
幕末の京都で活躍した新選組の短編15作が収録されています。伊東甲子太郎の脱退を描いた「油小路の決闘」、近藤勇の愛刀「虎徹」の秘話、剣の達人沖田総司の恋を描いた作品など。個性的な新選組隊士たちが多数登場します。
徳川慶喜(6)-山岡荘八
王政復古への動きが加速する慶長3年。宮廷内は、開国の可否が奪権闘争の具と化していました。それでも、徳川慶喜は、国の将来のために兵庫開港を決定します。大政を奉還し、新政府のために諸外国と交渉を進める徳川慶喜に対して、薩摩藩は討幕の口実を作るために江戸で強盗を働きます。そして、慶長4年正月。鳥羽伏見で両軍が激突するのでした。
徳川慶喜(5)-山岡荘八
八月十八日の政変で京都を追い落とされた長州藩が軍を率いて上洛を開始します。一橋慶喜は御所を守り、長州軍を退けることに成功しました。長州藩に対して寛大な立場の慶喜とは異なり、幕府や薩摩藩は長州征伐を主張。日本の内戦を望むイギリスやフランスの企みを見抜いた慶喜は、この難局をどう乗り切るのか。
徳川慶喜(4)-山岡荘八
薩摩の島津久光の働きにより将軍後見職に就任した一橋慶喜は、将軍徳川家茂とともに上洛します。攘夷祈願の賀茂行幸、幕府に攘夷実行を迫る石清水行幸と、尊王攘夷派の度重なる謀略から国を守るため、慶喜は様々な策を講じます。
徳川慶喜(3)-山岡荘八
大老井伊直弼の安政の大獄で謹慎処分となった一橋慶喜でしたが、桜田門外の変によりその処分が解かれます。皇女和宮の降嫁で権威の回復を画策する幕府。幕政改革を要求し、政治の中枢に入り込もうとする薩摩藩。将軍後見職に推された慶喜は、これを辞退するのでした。
徳川慶喜(2)-山岡荘八
日米修好通商条約の調印を幕府に迫るハリス。国内では、開国もやむを得ないと考える一派とアメリカの一方的な要求を飲むべきではないと考える一派が激突します。開国か攘夷か。国内の議論がまとめらないうちに井伊直弼は勅許を得ず、日米修好通商条約に調印するのでした。