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時代小説の魅力

時代小説の魅力。それは、その時の流行り廃りとは関係なく作品を楽しめること。どんなに古い作品でも、色褪せることがないのは、歴史の世界を再現しようとする書き手の創作意欲が伝わってくるから。史実に忠実であろうとする歴史小説、フィクションを織り込んだ作品、どれも作家の特徴が出て味わい深いのが時代小説の魅力です。

最近読んだ時代小説

炎環-永井路子
野望を隠しながら生きる阿野全成、自分の意思に反して嫌われ者となっていった梶原景時、北条政子と同じような運命を背負った阿波局、目立たないように北条氏の実力を蓄えていった北条義時。それぞれに異なる視点で鎌倉幕府の成立を目指した4人の人物を主人公にした4作品を収録。
坂の上の雲(8)-司馬遼太郎
対馬海峡に現れたバルチック艦隊。日本の連合艦隊は、敵前でUターンを開始。旗艦三笠は、多くの砲弾を受けます。しかし、敵前回頭を終えた連合艦隊は、一斉射撃によりバルチック艦隊の旗艦スワロフの戦闘能力を奪うのでした。
坂の上の雲(7)-司馬遼太郎
奉天に退いたロシア軍を追う日本軍。強固なロシア軍の守りを破るため、東から鴨緑江軍、西から秋山支隊と乃木第三軍を敵後方に迂回させ、黒木、野津、奥の3軍が正面攻撃を開始します。しかし、頑強なロシア軍の前に日本軍は苦戦を強いられます。
坂の上の雲(6)-司馬遼太郎
秋山支隊が守る黒溝台が手薄であることに気づいたロシア軍は、大軍を向かわせます。これに気づいた好古は、日本軍総司令部にロシア軍が大規模な行動をおこす予兆があることを伝えました。しかし、総司令部は好古の報告を無視し、日本軍は窮地に陥るのでした。
坂の上の雲(5)-司馬遼太郎
難攻不落の旅順要塞に白兵突撃を繰り返す乃木第三軍。死傷者は、ロシア軍よりも圧倒的に多く攻略の糸口を見いだせません。第三軍の指導部に業を煮やした児玉源太郎は、乃木希典から指揮権を譲り受け、攻撃目標を二〇三高地に切り替えます。そして、一気に旅順を陥落させ、港内に停泊中のロシア軍艦を全滅させるのでした。
坂の上の雲(4)-司馬遼太郎
旅順港から出てきたロシアの太平洋艦隊を追い、日本艦隊は疾走します。逃げるロシア艦隊。追う日本艦隊。ついに日本艦隊はロシア艦隊に追いつき大打撃を与えました。一方、陸軍は、遼陽会戦に勝利したものの、第三軍が旅順の攻略に手こずり、大損害を受けるのでした。
坂の上の雲(3)-司馬遼太郎
子規の死後、日露関係は急速に悪化します。伊藤博文は日露協商で戦争を回避しようとするものの、開戦派は、日英同盟の締結を実現します。好古は、満州や旅順を視察。真之は海軍の参謀となり、東郷平八郎と対面するのでした。
坂の上の雲(2)-司馬遼太郎
東京大学国文学科を退学した正岡子規は、陸羯南が社長をしている「日本」で働き始めます。その頃、朝鮮半島で内乱が起き、日本と清国との間で戦争となりました。秋山真之は巡洋艦筑紫に乗ったものの活躍の場を得られず終戦となります。秋山好古は、騎兵を率いて旅順に向かいますが、敵と遭遇し撤退を余儀なくされました。
坂の上の雲(1)-司馬遼太郎
伊予松山の貧しい秋山家に生まれた好古は、大阪で教師となり、やがて、東京の士官学校に入学し騎兵について学びます。弟の真之と同じ伊予松山出身の正岡子規は、東京大学予備門に通い学問にはげみます。しかし、真之は予備門にはあまり興味を示さず、兄と同じ軍人を目指すのでした。
沖田総司恋唄-広瀬仁紀
池田屋に潜伏していた山崎蒸が、土方歳三に浮浪が出入りしていることを伝えます。四国屋でも浪士たちの集会があるとの情報を得た土方は、新選組を二手に分け、沖田総司らを池田屋に向かわせ、浪士たちの捕縛に成功しました。しかし、池田屋から戻った翌日、総司の顔は青ざめていました。