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時代小説の魅力

時代小説の魅力。それは、その時の流行り廃りとは関係なく作品を楽しめること。どんなに古い作品でも、色褪せることがないのは、歴史の世界を再現しようとする書き手の創作意欲が伝わってくるから。史実に忠実であろうとする歴史小説、フィクションを織り込んだ作品、どれも作家の特徴が出て味わい深いのが時代小説の魅力です。

最近読んだ時代小説

新・平家物語(8)-吉川英治
源頼朝を討つために富士川に布陣した平維盛の軍勢は、戦うことなく退却し、平家のもろさを源氏に示すことになりました。福原から京に都を戻した清盛は、平家に逆らう興福寺を討つために重衡の軍勢を南都に向かわせます。重衡軍は、町に火を放ち、興福寺は大仏とともに灰となるのでした。
新・平家物語(7)-吉川英治
後白河法皇を鳥羽に幽閉した清盛。平家の力がますます強大になるかに思われました。しかし、その裏では、以仁王と源頼政が密会し、諸国の源氏に平家追討の令旨を発していました。以仁王の挙兵は失敗するも、令旨は伊豆の源頼朝に届き、平家の栄華が崩れ始めます。
新・平家物語(6)-吉川英治
鹿ヶ谷の陰謀に連座した者たちを処罰する清盛。彼に対する不満が強まる中、娘の徳子が高倉天皇の皇子を出産し、平家は栄華の絶頂期に入りました。しかし、嫡男の重盛の死、山下兵衛義経と名乗る者の放火と、平家の天下に暗雲が漂い始めます。
新・平家物語(5)-吉川英治
伊豆で十数年間流人として暮らしていた源頼朝は、北条氏の長女政子に近づくとともに文覚と面会し、打倒平家に向けて少しずつ動き始めます。しかし、政子は平家の山木兼隆に嫁ぐこととなり、頼朝の挙兵は遠のくことに。ところが、政子の兄宗時が嫁入りの行列を襲い、政子を奪い去るのでした。
新・平家物語(4)-吉川英治
平治の乱の後、平家の力が強大になっていきます。清盛は太政大臣となり、時忠は「平家でない者は人に非ず」と言い、栄華を極めていました。しかし、源氏の残党が、鞍馬寺に預けられていた牛若に接近し、水面下では平家打倒の動きが起こっていたのでした。
新・平家物語(3)-吉川英治
平治の乱を起こした藤原信頼と源義朝でしたが、合戦中に清盛の計略にはまり御所から追い出されました。行き場を失った義朝は、戦場を離脱し、東国に逃れようとしますが、途中で命を失います。乱後、平家の力が強まると、清盛は宋との貿易に力を入れ始めるのでした。
新・平家物語(2)-吉川英治
崇徳上皇に接近した藤原頼長は、政権奪取を目論んで源為義を味方につけます。一方、平清盛は源義朝とともに後白河天皇に味方します。両者の戦いは、天皇方の夜討ちで始まりました。上皇方は炎上する白河の旧内裏を捨てて逃げるも、やがて捕らえられ、次々と処罰されていくのでした。
新・平家物語(1)-吉川英治
自分が白河法皇の子だと知った清盛は、母泰子が家を出た後、父忠盛とともに鳥羽上皇の下で働きます。やがて、時子と結婚した清盛は六波羅に屋敷を構えることになるものの、義弟の時忠らが比叡山の法師たちと喧嘩したため、祇園で乱闘事件を起こすのでした。
鎮西八郎為朝(下)-村上元三
保元の乱に敗れた為朝は、伊豆大島に流され流人として生活することになりました。しかし、彼の命を狙う工藤茂光は、何度も大島に兵を送り、為朝を討ち取ろうとします。大島にいては危険だと悟った為朝は、工藤の軍船を奪い、安住の地を見つける旅に出るのでした。
鎮西八郎為朝(上)-村上元三
藤原頼長の家臣と揉め事を起こした源為朝は、九州に送られることになります。武将たちが睨み合う九州は、合戦が絶えず庶民たちは苦しい生活を強いられていました。それを見かねた為朝は、自らが九州を平定し平和な世とするために起ち上がるのでした。