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真田忍俠記(上)

天正13年(1585年)。真田家が守る上田城を攻撃する徳川の大軍に猿飛佐助と霧隠才蔵が忍法で立ち向かいます。真田家に仕える佐助たち忍者と徳川家康に仕える服部半蔵が率いる忍者との戦い。歴史の表舞台には表れない忍者たちの戦いが幕を開けます。
 
 

主な登場人物

あらすじ

天正13年(1585年)閏8月。真田家は、徳川の大軍と上田城で一戦交える準備をしていました。

猿飛佐助と霧隠才蔵は、偵察のため城外に出、徳川軍の動きを探っています。そして、あいさつ代わりと言わんばかりに焙烙火矢を徳川軍の中に放りました。

真田昌幸の智略、佐助と才蔵の忍術にてこずる徳川軍。結局、上田城を落とせないまま、徳川軍は撤退するのでした。

その後、真田は徳川と和睦。豊臣秀吉が北条を征伐したことで太平の世が訪れたかに見えました。

しかし、秀吉の死後、徳川家康が天下取りに動き出します。真田家は、昌幸と次男の幸村が西軍に味方し、長男の信幸(信之)が東軍について、父子が別れて戦うことになりました。

関ヶ原の戦いの前に家康を討ち取ろうとする佐助、それを阻止しようとする服部半蔵。忍者たちの水面下での戦いが始まります。

読後の感想

真田幸村に仕えた猿飛佐助や霧隠才蔵を描いた物語です。

真田忍俠記は、佐助や才蔵たち忍者の活躍が中心です。常人では不可能な速さで走ったり、動物のような聴覚を発揮して敵の動きを察知したり、忍者らしい活動が随所で描かれています。

佐助と才蔵がいれば、徳川家康を討ち取ることは簡単そうなのですが、しかし、家康の配下にも一流の忍者服部半蔵がいて、そう簡単にはいきません。

この作品は、佐助と才蔵が繰り出す数々の忍法を楽しみながら読み進めていけます。決して、「そんな馬鹿な」と思って読まないようにしましょう。

 
 
真田忍俠記(上)-津本陽
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