猿飛佐助 柴錬立川文庫(1)
武田家の滅亡とともに誕生した猿飛佐助。戸沢白雲斎の元で忍者になるための修業を受けた佐助は、やがて九度山で隠棲する真田幸村に仕えることになります。霧隠才蔵、三好清海入道、百々地三太夫など、おなじみの忍者も多数登場します。 |
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主な登場人物
あらすじ
天正10年(1582年)3月11日。天目山で武田家は滅びました。忍者の戸沢白雲斎は、この時、背にこぶを持った男児を引き取り育てることにします。この子こそ後の猿飛佐助です。
佐助は、白雲斎の元で忍者になるための修業をしました。そして、15歳になった時、真田幸村に仕えるように命じられ、生まれ故郷を去ります。
九度山で隠棲していた真田幸村の命に従い、佐助は働きます。ある時、幸村は佐助に戦国最強の忍者百々地三太夫(ももちさんだゆう)を味方に引き入れるようにと命じます。
百々地三太夫は、戦国の歴史を塗り替えてきた恐るべき忍者です。その百々地三太夫を生け捕るか倒すかどちらかしかないと決心した佐助は、強敵が住む地へ足を踏み入れるのでした。
読後の感想
猿飛佐助を主人公にした作品で、霧隠才蔵、三好清海入道など、おなじみの忍者が多数登場します。
この作品の面白いところは、戦国の歴史の裏側がいたるところで紹介されていることです。武田信玄はなぜ急死したのか、本能寺の変の黒幕は誰だったのか、豊臣秀頼は本当に秀吉の子なのか、数々の歴史の謎が解き明かされていきます。
歴史上の人物の出生の秘密も数多く暴露され、来たるべき大坂の陣で真田幸村は、一体誰を守るために戦うのか、大変興味がわいてきます。
猿飛佐助 柴錬立川文庫(1)-柴田錬三郎 |
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