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時代小説の魅力

時代小説の魅力。それは、その時の流行り廃りとは関係なく作品を楽しめること。どんなに古い作品でも、色褪せることがないのは、歴史の世界を再現しようとする書き手の創作意欲が伝わってくるから。史実に忠実であろうとする歴史小説、フィクションを織り込んだ作品、どれも作家の特徴が出て味わい深いのが時代小説の魅力です。

最近読んだ時代小説

豊臣秀吉(4)-山岡荘八
将軍足利義昭を奉じて上洛する織田信長。木下藤吉郎もそれに従って入京。上洛後の藤吉郎は、松永久秀との出会いで、さらに自らの才覚を磨き、また、竹中半兵衛や蜂須賀彦右衛門の助けを借りながら手柄をたてていくのでした。
豊臣秀吉(3)-山岡荘八
桶狭間の戦いに勝利した織田信長の次なる目標は美濃の斎藤でした。織田家の武将たちは墨俣で斎藤勢と戦いますが、そのたびに苦汁を飲まされるだけ。しかし、木下藤吉郎が墨俣築城を成功させると、形勢は織田有利に傾きだすのでした。
豊臣秀吉(2)-山岡荘八
甲州への旅から戻った木下藤吉郎は、清州の市場で針売りをしていました。乱世を終わらせ平和な世の中を作るために藤吉郎が主君として選んだのは、尾張の織田信長。藤吉郎は、前田犬千代を利用して、うまく織田家への仕官に成功するのでした。
豊臣秀吉(1)-山岡荘八
戦国時代に貧しい百姓の家に生まれた日吉は、戦乱の世を終わらせたいと思い家を出ます。行く先々で様々な出会いを経験した日吉は、やがて木下藤吉郎と名を変え、戦乱を終わらせることができる人物を探す旅に出るのでした。
梟の城-司馬遼太郎
天正9年に織田信長に滅ぼされた伊賀忍者の生き残り葛籠重蔵。その復讐のために秀吉暗殺を企てますが、同じ伊賀忍者の風間五平が阻止しようとします。葛籠重蔵の復讐が成功するのか、武士として生きていく望みを持つ風間五平が手柄をたてるのか、2人の伊賀忍者が活躍します。
夢のまた夢(5)-津本陽
明との和睦が成らず、再び朝鮮戦役が始まります。そんな中、秀吉は我が子秀頼を可愛がりながらも、自分の死が近づいていることにおびえます。関白秀次の狂乱、泥沼化する朝鮮戦役。年老いた秀吉には解決すべき幾多の難題が残されていました。
夢のまた夢(4)-津本陽
小田原征伐後に天下を統一した秀吉の次なる野望は明国を征服することでした。朝鮮出兵を命じられた諸将は異国の地で優勢に戦いを進めます。しかし、冬の到来、民衆の蜂起など様々な問題が発生し、次第にその勢いに陰りが見え始めるのでした。
夢のまた夢(3)-津本陽
本格的な九州征伐の前に徳川家康を従わせたい秀吉。母の大政所を人質に差し出してまで、家康の上洛を促します。九州平定後、秀吉は小田原征伐のため大軍を率いて東下。秀吉の天下統一が現実になる時が近づくのでした。
夢のまた夢(2)-津本陽
織田信雄が徳川家康に助けを求めたことから、秀吉は小牧長久手で家康と戦うことになります。もはや天下のすう勢が決しつつあり、秀吉も家康も無駄な血を流したくないのが本音。両者は納得のいく落としどころを模索し始めるのでした。