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時代小説の魅力

時代小説の魅力。それは、その時の流行り廃りとは関係なく作品を楽しめること。どんなに古い作品でも、色褪せることがないのは、歴史の世界を再現しようとする書き手の創作意欲が伝わってくるから。史実に忠実であろうとする歴史小説、フィクションを織り込んだ作品、どれも作家の特徴が出て味わい深いのが時代小説の魅力です。

最近読んだ時代小説

織田信長(1)-山岡荘八
周囲からうつけ者と思われていた織田信長のもとへ、斎藤道三の娘濃姫が嫁ぎます。身内に多くの敵を持つ信長は、斎藤道三を後ろ盾に家督を狙う叔父たちを退けていきます。しかし、信長の後ろ盾となった斎藤道三は我が子義龍と争うことになるのでした。
天と地と(下)-海音寺潮五郎
武田晴信に領地を奪われた信州豪族たちが、越後の長尾景虎を頼ってきます。豪族たちの頼みを聞き入れた景虎は、武田との戦いを決意しました。長きに渡る川中島の戦い。4度目の合戦で名を上杉政虎と改めた景虎は、思い切った戦いを挑むのでした。
天と地と(中)-海音寺潮五郎
酒色に溺れる兄晴景に不安を覚える景虎。このままでは長尾家の将来はないと考えた景虎は、晴景を無視して長尾俊景討伐のために挙兵します。その後も、態度を改めない晴景に苦悩し続けた景虎は、ついに晴景から長尾家の家督を奪う決心をするのでした。
天と地と(上)-海音寺潮五郎
長尾為景は62歳で妻をめとり男児を授かりました。虎千代と名付けられたその子を為影は自分の子ではないと疑い愛情を注げず勘当します。しかし、守り役金津新兵衛に育てられた虎千代は、長尾家を背負って立てるだけの立派な器を備えた成年に成長していくのでした。
箱根の坂(下)-司馬遼太郎
少ない租税で興国寺城の財政が逼迫する中、早雲は伊豆を手に入れなければならないと考え始めます。民衆から搾取するだけの領主を否定し、民衆の暮らしを楽にするため起ちあがった早雲。世はついに戦国時代に突入するのでした。
箱根の坂(中)-司馬遼太郎
今川義忠亡き後、駿河の実権を握った今川範満。京に戻っていた北条早雲は山中小次郎らを連れて再び駿河に下り、義忠と千萱の子竜王丸のために尽力します。早雲が駿河に来てから11年。ついに今川範満から守護の地位を竜王丸に取り戻すべく、早雲は動き出すのでした。
箱根の坂(上)-司馬遼太郎
応仁元年。将軍後継問題が深刻化し、都を焦土と化す応仁の乱が勃発しました。足利義視の申次衆であった伊勢新九郎こと後の北条早雲も、戦乱に巻き込まれ、妹の千萱が嫁いだ今川義忠の領国駿河を目指して旅をするのでした。
伊達政宗(8)-山岡荘八
豊臣家が滅び泰平の世が訪れました。しかし、徳川幕府により取り潰される大名が多く、伊達家も安心できる状況ではありません。そんな中、エスパニヤに派遣していた支倉常長が帰国し、政宗は複雑な気持ちになります。母保春院との再会。秀忠から家光への将軍交代。政宗の天下取りの野望は・・・。
伊達政宗(7)-山岡荘八
大坂冬の陣が東西の和睦で終結したのも束の間、すぐに大坂夏の陣が始まります。徳川に味方し、敵陣に果敢に攻め込む伊達政宗。そして、大坂城が陥落し豊臣家が滅亡します。長き戦乱の世が終わり泰平の世が到来したかに思えましたが、伊達家に新たな難題が降りかかるのでした。
伊達政宗(6)-山岡荘八
大坂城に牢人とキリシタンたちが続々と入城していきます。徳川と豊臣との戦いはもはや避けようがない状況。それでも、支倉常長をエスパニヤに派遣した伊達政宗は、その帰りを待ち続けます。東西開戦の裏で、政宗は一体何をしようとしているのか。