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時代小説の魅力

時代小説の魅力。それは、その時の流行り廃りとは関係なく作品を楽しめること。どんなに古い作品でも、色褪せることがないのは、歴史の世界を再現しようとする書き手の創作意欲が伝わってくるから。史実に忠実であろうとする歴史小説、フィクションを織り込んだ作品、どれも作家の特徴が出て味わい深いのが時代小説の魅力です。

最近読んだ時代小説

豊臣秀吉(1)-山岡荘八
戦国時代に貧しい百姓の家に生まれた日吉は、戦乱の世を終わらせたいと思い家を出ます。行く先々で様々な出会いを経験した日吉は、やがて木下藤吉郎と名を変え、戦乱を終わらせることができる人物を探す旅に出るのでした。
梟の城-司馬遼太郎
天正9年に織田信長に滅ぼされた伊賀忍者の生き残り葛籠重蔵。その復讐のために秀吉暗殺を企てますが、同じ伊賀忍者の風間五平が阻止しようとします。葛籠重蔵の復讐が成功するのか、武士として生きていく望みを持つ風間五平が手柄をたてるのか、2人の伊賀忍者が活躍します。
夢のまた夢(5)-津本陽
明との和睦が成らず、再び朝鮮戦役が始まります。そんな中、秀吉は我が子秀頼を可愛がりながらも、自分の死が近づいていることにおびえます。関白秀次の狂乱、泥沼化する朝鮮戦役。年老いた秀吉には解決すべき幾多の難題が残されていました。
夢のまた夢(4)-津本陽
小田原征伐後に天下を統一した秀吉の次なる野望は明国を征服することでした。朝鮮出兵を命じられた諸将は異国の地で優勢に戦いを進めます。しかし、冬の到来、民衆の蜂起など様々な問題が発生し、次第にその勢いに陰りが見え始めるのでした。
夢のまた夢(3)-津本陽
本格的な九州征伐の前に徳川家康を従わせたい秀吉。母の大政所を人質に差し出してまで、家康の上洛を促します。九州平定後、秀吉は小田原征伐のため大軍を率いて東下。秀吉の天下統一が現実になる時が近づくのでした。
夢のまた夢(2)-津本陽
織田信雄が徳川家康に助けを求めたことから、秀吉は小牧長久手で家康と戦うことになります。もはや天下のすう勢が決しつつあり、秀吉も家康も無駄な血を流したくないのが本音。両者は納得のいく落としどころを模索し始めるのでした。
夢のまた夢(1)-津本陽
天正10年6月2日。羽柴秀吉が備中高松城を水攻めにしている最中に織田信長が本能寺で明智光秀に討たれます。思わぬところから、その情報を入手した秀吉はすぐに上方に引き返し、天王山で明智光秀と対峙するのでした。
風神の門(下)-司馬遼太郎
徳川家康暗殺のために東下する霧隠才蔵と猿飛佐助。しかし、彼らの前に風魔の獅子王院が立ちふさがります。滅びるとわかっている豊臣家に味方する真田幸村。幸村に求められて働く霧隠才蔵。大坂落城の時が迫ります。
風神の門(上)-司馬遼太郎
大坂冬の陣間近の京都で、霧隠才蔵は三河者に襲われます。人違いから発生したこの事件は、やがて才蔵の運命を変えることに。甲賀忍者の猿飛佐助や様々な女性との出会い。いつ徳川と豊臣との間で戦が始まるかもしれない時期に才蔵は大きな仕事をするために旅立つのでした。
真田忍俠記(下)-津本陽
九度山で東西手切れになるのを待つ真田幸村は、上田から旧臣を招き戦いに備えます。何としてでも豊臣を滅ぼしたい徳川家康は、様々な口実を作り豊臣から戦を仕掛けるように仕向けます。そして、大坂に入城した幸村は、猿飛佐助と霧隠才蔵の活躍によって歴史に名を残す働きをするのでした。