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時代小説の魅力

時代小説の魅力。それは、その時の流行り廃りとは関係なく作品を楽しめること。どんなに古い作品でも、色褪せることがないのは、歴史の世界を再現しようとする書き手の創作意欲が伝わってくるから。史実に忠実であろうとする歴史小説、フィクションを織り込んだ作品、どれも作家の特徴が出て味わい深いのが時代小説の魅力です。

最近読んだ時代小説

伊達政宗(5)-山岡荘八
関ヶ原の戦いは徳川家康の勝利で幕を閉じました。徳川幕府が成立したものの、いつ大坂と江戸との間で戦いが始まるかわからない状況。そのような中で、伊達政宗は南蛮の国々の日本征服の野望に気づきます。婿の松平忠輝とその家老の大久保長安も絡み、事態は重大さを増していくのでした。
伊達政宗(4)-山岡荘八
上杉討伐に動き出した徳川家康に味方した伊達政宗は、上杉景勝攻略に当たります。西では石田三成が打倒徳川に起ち上がり、天下分け目の戦いが刻一刻と迫ります。この戦いで100万国の大大名になるつもりでいる政宗。しかし、彼の小細工が後に災いするのでした。
伊達政宗(3)-山岡荘八
天下を統一した豊臣秀吉の次なる野望は大明征服でした。朝鮮出兵を命じられた伊達政宗は、智恵を使って損害を少なくすることに成功します。しかし、朝鮮から帰国した政宗は、豊臣秀次謀反計画に連座したと嫌疑をかけられ窮地に追い込まれます。
伊達政宗(2)-山岡荘八
黒川城を攻略した政宗は、ついに奥羽の覇者たる地位を手にします。しかし、すでに豊臣秀吉の天下統一は目前に迫っており、政宗の天下取りの野望は潰えます。度重なる伊達家滅亡の危機。そのたびに政宗は頭を使って切り抜けるのでした。
伊達政宗(1)-山岡荘八
永禄10年に伊達輝宗と義姫との間に誕生した梵天丸は、虎哉禅師の元に預けられ、たくましく成長し藤次郎政宗と名乗るようになります。相馬、畠山、大内など近隣の敵と対峙し、やがては東北全土を平らげようとする政宗。戦国時代に遅れてやってきた独眼竜の天下取りの戦いが始まります。
新史太閤記(下)-司馬遼太郎
三木城、鳥取城と次々に播州方面を攻略する秀吉に本能寺の変の報せがもたらされます。すぐに毛利と和睦して京都に引き返した秀吉は、主君織田信長の敵明智光秀を大山崎で討ち取ります。そして、信長の天下取りを引き継ごうとした秀吉でしたが、織田家中の重臣たちが彼の前に立ちはだかります。
新史太閤記(上)-司馬遼太郎
尾張の百姓の子として育った木下藤吉郎が織田信長に仕え、次々と手柄を立てていきます。持ち前の愛嬌の良さで蜂須賀小六、竹中半兵衛、黒田勘兵衛など多くの武将を味方に引き入れた藤吉郎は、やがて織田家でも重要な地位を占めるようになり、家中で嫉妬される存在になるのでした。
乱紋(下)-永井路子
2番目の夫豊臣秀勝と死別したおごうは、姉のお茶々と豊臣秀吉の命により徳川家康の子の秀忠に嫁がせられます。関ヶ原の戦い以後、敵味方となったおごうとお茶々。京極家に嫁いだ次女お初を挟み、大坂で姉妹の最後の戦いが始まります。
乱紋(上)-永井路子
天正13年の新春。浅井三姉妹の三女おごうのもとに秀吉から佐治与九郎との縁談の話が持ち込まれます。秀吉の命じるままに嫁ぐおごう。侍女のおちかの不安をよそに仲睦まじく暮らすおごうと与九郎でしたが、織田信雄の失脚が夫婦に大きな影響を与えるのでした。
豊臣秀吉(8)-山岡荘八
小牧長久手の戦いの後、関白太政大臣となった豊臣秀吉は、その権威を武器に一気に天下統一を進めていきます。秀吉の野望は国内の統一にとどまらず、やがて明国も領土にしようと考え始めます。しかし、年老いた秀吉に刻一刻と死が迫っていました。